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巣鴨三丁目占い師殺人事件|とげぬき地蔵近くのアパートで易者の男性が首を切られて殺害された未解決事件

事件概要

項目内容
事件名巣鴨三丁目占い師殺人事件
発生日時1998年3月5日(午後3時30分〜午後5時頃)
発生場所東京都豊島区巣鴨3丁目のアパート(とげぬき地蔵隣接)
被害者易者の男性(68歳)
犯人不明(未解決)
犯行種別殺人
死亡者数1人
判決未解決
動機金銭トラブルまたは対人関係トラブルの可能性
特徴都市部・人通りの多いエリアで発生したにもかかわらず未解決のまま残る殺人事件

事件の注目ポイント

この事件は、巣鴨という高齢者や参拝客で常に人の流れがある地域で発生しながら、現在に至るまで犯人が特定されていない都市型未解決殺人事件の典型例である。犯行は日中の時間帯に行われており、偶発的犯行というより、被害者の生活や所在を把握したうえで実行された接触型殺人とみるのが自然である。

また、被害者が「易者(占い師)」という職業であった点も重要である。一般家庭とは異なり、日常的に不特定多数の来訪者を受け入れる環境にあり、これは犯人にとって侵入や接触のハードルを大きく下げる要素となる。したがって本件は単なる侵入殺人ではなく、職業特性を利用された可能性が高い事件として整理できる。

さらに、首を切るという犯行態様は強い殺意と確実な殺害意思を示すものであり、衝動的犯行ではなく、短時間で確実に仕留めることを前提とした攻撃である。裁判に至っていない事件ではあるが、犯行の質としては極めて重く、計画性を否定する要素は乏しい。


事件の発生

1998年3月5日午後、巣鴨三丁目のアパートで事件は発生した。

被害者は易者(占い師)として活動していた男性で、生活拠点と仕事場を兼ねた室内で殺害された。発見時、被害者は首を切られて死亡しており、明確な他殺だった。

犯行時間は午後3時30分から5時頃とされており、この時間帯は巣鴨地蔵通り周辺が人通りのある時間である。つまり犯人は、完全な無人時間を狙ったのではなく、短時間で接触・殺害・離脱が可能と判断して行動している


犯行状況

犯人は被害者と何らかの形で接触したうえで犯行に及んでいる。

争う声があった可能性が指摘されていることから、
完全な奇襲ではなく、一定の会話・やり取りの後に犯行へ移行した可能性が高い

凶器は刃物系とみられ、首を狙って殺害していることから、

  • 確実に殺す意図
  • 短時間で決着をつける意図

が明確に見て取れる。

また、現場が荒らされたかどうかの詳細は公表されていないが、事件構造的には

金銭目的
トラブル型殺人

のどちらにも成立する余地がある。

ただし、巣鴨という立地、易者という職業、日中犯行という条件を踏まえると、

「面識を前提にした接触型犯行」

と見るのが最も合理的である。


捜査経過

警視庁は殺人事件として捜査を開始し、

  • 周辺聞き込み
  • 来訪者の洗い出し
  • 交友関係の精査

を進めた。

しかし本件の最大の問題は、

接触者が多すぎることである。

占い師という職業上、

  • 常連客
  • 一見客
  • 紹介客

など、多数の人間が出入りしていたと考えられ、
捜査対象の絞り込みが極めて困難になった。

さらに、

  • 決定的目撃情報なし
  • 明確な物証なし

により、事件は長期未解決となった。

現在も警視庁は情報提供を呼びかけており、事件は継続捜査中である。


裁判

犯人未特定のため、裁判なし。


関連事件


社会的影響

この事件は、「人が多い場所=安全ではない」という現実を示した。

特に、

  • 日中でも殺人は起きる
  • 都市部でも未解決になる
  • 接客業はリスクを抱える

という点が浮き彫りになった。

また本件は、

証拠が乏しければ都市でも完全に埋もれる

という未解決事件の本質を示している。